いざわ
井澤です。
・問題177からは、西洋の近代建築史です。
・問題177レッド・ハウスはまさに職人の手仕事。あこがれます。
・問題178サグラダ・ファミリアの完成イメージ動画も必見です。
サグラダ・ファミリアは、一昔前は完成まであと200年とか300年とか言われていましたが、IT技術の活用と観光収入による豊富な資金により2026年完成予想とも言われています!
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79896760Z11C14A1000000/
・問題178-2のタッセル邸はアール・ヌーヴォー様式の代表例であり「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群 (ブリュッセル)」「Major Town Houses of the Architect Victor Horta (Brussels)」の一つとして世界遺産に登録されています。


―――――――――――――――――――――


ヴェルサイユ宮殿
(フランス)
■問題176
パリ郊外のヴェルサイユ宮 ――― バロック建築
(一級計画:平成6年No.25

■リンク
https://worldheritagesite.xyz/contents/palace-of-versailles/

■解答 正。

――――――――――――――――――――――

セント・ポール大聖堂(イギリス)
■問題176-2
ロンドンのセント・ポール大聖堂(イギリス)は、バロック様式の建築物である。
(一級計画:平成29No.3改

■リンク
http://fishand.tips/column/c_england/c_london/st-paul-cathedral/

■解答 正。平成29No.3の出題は、建造年代の順序を問う問題でした。なお、セント・ポール大聖堂は、ロンドンの金融街シティ・オブ・ロンドンに建ち、目の前のテムズ川にかかるミレニアム・ブリッジ(フォスター・アンド・パートナーズ設計)を渡るとテイト・モダンがある。

――――――――――――――――――――――

サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア)
■問題176-3
サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア)は、楕円形のドームと、凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもつバロック建築である。
(一級計画:令和元年No.3)

■リンク
http://hinata21.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-556b.html
http://jun-gloriosa.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a18f.html
↑後半に紹介されているのが「サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂」です。

■解答 正。
短く「サン・カルロ聖堂」とも呼ばれています。

――――――――――――――――――――――

大英博物館(イギリス)
■問題176-4
大英博物館(イギリス、1824-47)は、考古学の成果に基づく古代ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ、その造形原理の復興を試みた新古典主義を背景としている。
(一級計画:令和2年No.3)

■リンク
https://4travel.jp/travelogue/10585932

■解答 正。
ノーマン・フォスター氏の改修設計により中庭に巨大で軽快なガラス屋根がかけられたグレート・コートもぜひ覚えておきましょう。
https://www.linea.co.jp/info/detail/?iid=290&mo=

――――――――――――――――――――――

レッド・ハウス(フィリップ・ウェッブ)
■問題177-1
レッド・ハウス(赤い家)は、機械生産による低品質な製品を否定し、工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている。
(一級計画:令和2年No.3)

■問題177-2(建築作品名-人名-建築作品の特徴・背景の組合せの正誤)
レッド・ハウス(赤い家)―――ウィリアム・モリス(William Morris)―――アーツ・アンド・クラフツ運動
(一級計画:平成27年No.

■リンク
http://kotomicreations.blog69.fc2.com/blog-entry-46.html

■解答 問題177-1、2ともに正。問題177-1の令和2年No.3の出題は、主語が「ウィーン郵便貯金局」になっている誤りの肢でした。

ウィリアム・モリスは、アーツ・アンド・クラフツ運動(機械生産を否定し、手仕事を尊重した工芸革新運動)の主導者です。レッド・ハウスは、モリスの自宅兼工房で、フィリップ・ウェッブとともに設計しました。赤れんがの家なのでレッド・ハウスです。

―――――――――――――――――――――


サグラダ・ファミリア
(アントニオ・ガウディ)
■問題178
サグラダ・ファミリア―――アントニオ・ガウディ
(一級計画:昭和59No.25

■リンク
http://onna-hitoritabi.com/spain/barcelona/sagradafamilia
http://tabippo.net/sagrada_familia/

■解答 正。昭和
59No.25の出題は、設計者が「ミース・ファン・デル・ローエ」になっている誤りの枝でした。設問は、それを正しくした問題です。

――――――――――――――――――――――

タッセル邸
(V . オルタ)
■問題178-2
タッセル邸(Ⅴ.オルタ)――― アール・ヌーヴォー
(一級計画:平成22年No.3)

■リンク
http://tokuhain.arukikata.co.jp/brussels/2013/10/post_35.html
http://whc.unesco.org/?cid=31&l=en&id_site=1005&gallery=1&maxrows=18
↑タッセル邸以外の住宅も含まれていますが、さすがユネスコ世界遺産のホームページ、素晴らしい写真です。

■解答 正。

――――――――――――――――――――――


ウィーン郵便貯金局
(オットー・ワグナー)
■問題179(建築作品名-人名-建築作品の特徴・背景の組合せの正誤)
ウィーン郵便貯金局―――オットー・ヴァグナー(Otto Wagner)―――ゼツェッシオン
(一級計画:平成27No.

■リンク
https://www.linea.co.jp/info/detail/?iid=600
https://www.youtube.com/watch?v=AaZzIXZuLe0
↑動画です。

■解答 正。ゼツェッシオン(分離派)は、過去の様式からの離脱(分離)を図り、新しい造形表現を主張したグループです。

――――――――――――――――――――――

バウハウス校舎
(ワルター・グロピウス)
■問題180
デッサウのバウハウス校舎は、宿舎兼アトリエ、工房、付属工業学校という三つの機能をそれぞれ独立したブロックにしたことが特徴である。
(一級計画:平成2年No.25

■リンク

https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/spirit_design/study/vol1.html
http://yoshiyuki.fc2web.com/Books/ModernArchitecture/chapter9.html

↑ページの真ん中辺りにある航空写真に三つのブロックがよく現れています。

■解答 正。