井澤ですいざわ

■問題1
ユニットケアは、入居者10人前後の日常生活の領域を一つのユニットとして位置づけ、各ユニットに個室と他の入居者や介護スタッフと交流するための居間(共同生活室)があり、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートしていく介護手法である。
(一級計画:平成26No.16
■問題2
特別養護老人ホームにおいて、家庭的な空間の中で生活するために、食堂とデイルームからなる共同生活室を7室の個室とともにユニット化し、そのユニットを複数配置した。
(一級計画:平成23No.15
■問題3
認知症高齢者グループホームにおいては、小規模で家庭的な環境を実現するために、1ユニット当たりの入居定員を5~9名程度とする。
(一級計画:平成23No.15改)


この3つの設問に共通するテーマは「
ユニットケア」です。
詳しい説明は問題1のとおりで、キーワードは次のとおりです。

―――――――【ユニットケア】ポイント―――――――
1.個室化
2.共同生活室[居間(デイルーム)兼食堂]
3.10人以下の少人数グループ化による、家庭的な環境の実現
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介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)も、介護老人保健施設も、認知症高齢者グループホームも、近年はこのユニットケアが主流となっています。(国が主流にしようとしています)。
大規模な施設であれば、このユニットを複数配置します。
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■解答
 問題1、2、3ともに正。