TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

冷凍機

井澤ですいざわ

みんなが苦手な環境・設備の「冷水温度、冷却水温度と冷凍機のCOP」
これ、きっと出ますよ!
必殺のゴロ合わせも作りました!

[テーマ問題]
■問題1(環境H26-11)
遠心冷凍機の冷水出口温度を低く設定すると、成績係数(COP)の値は低くなる。
■問題2(環境H30-12)
空調熱源用の冷却塔の設計出口水温は、冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の高い温度で運転したほうが、省エネルギー上有効である。
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「出口温度」か「入口温度」か、は気にしないで良いです。
「冷水」か「冷却水」か、を比較整理してください。
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[比較暗記法]
冷水温度が高いほうが、冷凍機の成績係数は高くなる(省エネ)。
冷却水温度が低いほうが、冷凍機の成績係数は高くなる(省エネ)。
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[理屈]
冷水温度について
冷凍機は、空調機との間を循環する冷水から熱を奪います
その温度が高ければ熱を奪いやすく、効率が良いです。
冷却水温度について
冷凍機は、冷却塔との間を循環する冷却水に熱を捨てます
その温度が低ければ熱を捨てやすく、効率が良いです。
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もしもこの理屈がピンとこなければ、受講生以外には初公開の次のゴロ合わせで覚えましょう!
冷水と冷却水の違いは、「却(きゃく)」が付いているか否かです。そこに着目。
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[ゴロ合わせ]
冷却水   低温       成績係数が上がる
『客には腰を低くすると(営業)成績が上がる』
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[テーマ問題の解答]
問題1 正。
問題2 誤。冷却水温度は低い温度のほうが冷凍機の成績係数は高く、省エネルギー上有効です。
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今日は七夕ですね。
みんなが合格できますように!






井澤ですいざわ

■問題
次図は空調設備の熱源方式の模式図である。熱源装置A、Bの名称と流体a、b、cの名称を答えよ。
netugenn1





netugenn2





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は、冷却塔が接続されていることから冷凍機です。また、供給されているエネルギーが電気なので、圧縮式冷凍機です。もしも電気ではなくガスであれば吸収式冷凍機となります。

は、空気熱交換器をもつことから、大気の熱を利用するヒートポンプの原理を使っていることがわかります。また、空調機と接続されています。空調機には冷水又は温水(冷温水)が供給されますから、Bは、ヒートポンプの原理で冷温水を作り出し、それを空調機へ供給するヒートポンプチラーです。

なお、室内機と室外機から構成されていればヒートポンプエアコンであり、フロン系の冷媒がその間を循環します。

流体は、冷凍機と空調機との間を循環しているので冷水です。空調機で空気を冷やします。温度は、一般に、往きが7℃程度、還りが12℃程度です。

流体は、冷凍機と冷却塔の間を循環しているので冷却水です。冷凍機が奪った熱を大気に放熱します。温度は、一般に、往きが37℃程度、還りが32℃程度です。

流体は、流体と同様に空調機に供給されているので冷温水です。


――――――――ポイント――――――――
・冷凍機は、エネルギー源が電気であれば圧縮式、ガスであれば吸収式
ヒートポンプエアコンは、室内機と室外機の間を冷媒が循環し、
 ヒートポンプチラーは、冷温水を作り出し、それを空調機へ供給する。
・冷凍機と空調機の間は冷水、冷凍機と冷却塔の間は冷却水
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この辺り、空調設備の基本ですから、しっかりとペアで覚えておいてください。

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