TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

合格基準点

井澤ですいざわ

本日、一級建築士学科試験の合格発表がありました。


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科目基準点は「環境・設備」が10点に引き下げられた一方、「総得点」は92点に引き上げられました。

・計画 1120
・環境・設備 1020(1点引き下げ)
・法規 1630
・構造 16
30
・施工 13
25
・総得点 92125(2点引き上げ)

全国合格率は、18.6%と例年並みです。
「環境・設備」が難しかった一方、「法規」「構造」
が易しかった影響が大きく、全体としては例年よりやや易しかったことから、上記のように補正されました。

TACでは、総得点91±1点と想定しておりました。
また、試験後にTACが公表しました推定解答番号は、すべて本日公表された解答番号と一致していました。

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合格された方、本当におめでとうございます!
もう気持ちは設計製図試験に向かっているはずです。
時間が足りない、エスキスがまとまらないなど、辛い時期だと思いますが、今が踏ん張りどきです!
「二度とこんなに勉強できない」と思えるまで頑張ってください!
そう思えた方は、本当に合格します!

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残念な結果だった方、特に90点、91点だった方、さぞかし力を落とされているのではないか、と思います。
気持ちの整理が付かないかもしれません。
しばらくして気持ちの整理が付いたら、来年の学科試験にむけて動き出してください。



来年の学科試験に向けて

1.TAC法令集の発行
ご存知のとおり、建築基準法が6月1日施行で、建築士法が6月25日施行で大改正されています。
法改正完全対応の2016年度版「建築基準関係法令集」は、例年より前倒しで、
10月23日頃から発行予定です。
なお、法令集は、TAC建築士講座の教材に含まれております。

2.法改正セミナー
法改正内容についての出題が多いことは、今年の「特定天井」の出題を見れば明らか。
そこで、11月から「法改正セミナー」を開催予定です。詳細はホームページ及びブログでご案内します。

3.奨学生選抜試験
1012日(月・祝)、新宿校・梅田校において、「一級・二級建築士奨学生選抜試験」を行います。
入会金1万円免除・成績上位者は受講料最大80%OFFですので、ぜひご利用ください。

4.力学・法規基礎講義
1128日(土)(渋谷校)から、力学・法規基礎講義が始まります。
初受験の方、力学が苦手な方、法規が苦手な方は、ぜひ受講してください。

5.学科本科生コース
1月9日(土)(渋谷校)から、いよいよ本格的な学習が始まります。
教室講座は、渋谷校、新宿校、八重洲校、横浜校、梅田校で開講です。
教室講座がない地域でも、最寄りのTAC教室で個別DVDコースを開講しています。
また、Web通信講座もご利用ください。

6.ブログ連載「井澤式 建築士試験 比較暗記法」について
今年、設計製図コースからTACに通われている方からも、学科試験でブログが勉強になりました!という声や、さらには、すでに合格された方からも、今でも読んでます、というありがたい声をいただいております。誠にありがとうございます。
一級建築士設計製図試験が終了しましたら、No.228から再開しますので、楽しみにしていてください。
その間、ぜひバックナンバーも参考にしていただければ幸いです。


ほんだこんにちは、ホンダです。

昨日、2015年二級建築士学科試験の合格推定点を公表しましたが、
皆様から、「何点だったら製図試験対策を始めるべきか」というお問い合わせを多くいただいています。

もちろん、原則的には科目13点以上及び全体60点以上の方、ということになりますが、
次のような方も本年は製図対策をスタートさせるべきと考えています。

〇 計画・法規・施工で12点だった方
 昨日も述べたように、計画や法規は難易度の高い問題が多かったため、科目基準点が調整される可能性があります。また、施工についても受験生の得点は伸びていないため、調整される余地があるようです。

〇 全体で58点以上の方
 上記のように、科目基準点が調整された場合、全体基準点も調整される可能性があります。また、マークシート試験の場合、マークの勘違いもありえますので、58点以上の方は製図対策に入った方がよいでしょう。

学科の合否は、8月25日(火)にならなければ分かりません。しかし、製図試験は9月13日(日)に実施されますので、合否を待っていては3週間弱しか準備期間がなく、これでは間に合いません。

TACでは、こうしたケースを想定して、設計製図コースでは、「特別返金制度」を設けています。
これは、合否判明の日から3日以内(8/28まで)にお申出いただいた場合、お支払いいただいた受講料から3万円を除いた金額を返金する、というものです(入会金1万円を除きます)。

実は、TACの2級設計製図コースは、全8日間ありますが、8/28までに6回を終了しています。つまり全体の75%の講義を受講しても3万円で足りるのです。

もちろん、費用だけの問題ではなく、多くの時間を費やすことになりますが、今年のRC向けの製図学習は、次年度の木造課題においても必ず役に立ちます。上記に示した方は、是非製図学習をはじめられることをお勧めいたします。 

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