TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

国立西洋美術館本館

いざわ
井澤です。

問題196の京都文化博物館別館は、
東京駅丸の内駅舎で有名な辰野金吾先生の設計です。下記ホームページでも指摘されているとおり、横縞の使い方がそっくりです。
http://kittegirl.seesaa.net/article/410988825.html
↑最初は中京郵便局の説明から始まっています。

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京都文化博物館別館
(京都府)
■問題196
京都文化博物館の別館(京都市)は、平安博物館として使用されていた旧日本銀行京都支店を、竣工時の姿に復元し、整備したものである。
(一級計画:平成21No.

■リンク
http://www.bunpaku.or.jp/bekkan_outline/konjaku/

■解答 正。
前回の問題191の中京郵便局と、京都文化博物館別館は、同じ三条通沿いにあり、歴史的界隈景観地区に指定されています。どちらも煉瓦造です。
比較暗記法No.191(中京郵便局・京都文化博物館別館)参照。
http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/43786821.html

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横浜赤レンガ倉庫
(神奈川県)
■問題197
横浜赤レンガ倉庫(横浜市)は、明治時代末期から大正時代初期に建築された煉瓦造の倉庫を改修し、文化施設、商業施設として整備したものである。
(一級計画:平成21No.

■リンク
http://www.yokohama-akarenga.jp/about/history/
↑黒船を率いたペリーの話からしていきましょうw
写真の左下に「NOW→」マークが付いている写真は、クリックするとビフォー・アフターが比較できます。ワクワクしませんか?

■解答 正。

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門司港レトロ地区(もじこう)
(福岡県)
■問題198-1
門司港レトロ地区(北九州市)は、門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通して、地域の活性化を目的としている。
(一級計画:平成21年No.
■問題198-2
旧門司税関(福岡県北九州市)は、明治・大正時代の歴史的建造物を活かしたまちづくりである「門司港レトロ事業」の一環として、明治45年に建築された税関庁舎を、港湾緑地の休憩所等として再生・活用したものである。
(一級計画:平成28年No.

■リンク
http://retro.lalapa.net/2010/02/post-106.html

■解答 問題
198-1、2ともに正。
門司港(北九州市)は、筑豊炭田、八幡製鉄所に近く、明治・大正時代に国際貿易港として、日本三大港(神戸、横浜、門司)の一つに数えられていました。

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国立西洋美術館本館
(東京都)
■問題199
国立西洋美術館本館(東京都台東区)の改修においては、免震レトロフィット工法を採用し、竣工時の形を損なうことなく地震に対する安全性を高めている。
(一級計画:平成19年No.25

■リンク
http://heiwa-ga-ichiban.jp/sekai/kokuritsu/index.html

■解答 正。
言わずと知れたル・コルビュジエ設計の世界遺産です。
レトロフィットとは、耐震改修のことです。免震構造を採用した耐震改修工事を免震レトロフィット工法といいます。

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サッポロファクトリー
(北海道)
■問題200
サッポロファクトリー(札幌市)は、明治9年に開設されたビール工場の煉瓦造(れんがづくり)の建築群を保存、再生し、それらを大きなアトリウムや地下通路等で結び付けて複合商業施設としたものである。
(一級計画:平成19年No.25

■リンク
http://www.t-marche.com/tripper/article/425/
http://sapporofactory.jp/guide/

■解答 正。
ビール工場とは、もちろんサッポロビールの工場です。

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井澤ですいざわ

■問題 東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は、辰野金吾が設計した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり、総合設計制度を適用して未利用容積を別の敷地に売却して事業費を捻出し、戦災により焼失した部分の復元を行っている。
(一級計画:平成23No.3)

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東京駅丸の内駅舎は、今年出題される可能性が高いです!
主な理由は次の3つ。
201412月に開業100周年を迎えたばかり。
②「歴史的建造物の保存・再生」は、去年出ていないので今年はきっと出る。
③誤りの枝は、そのうち正しい枝で出題される。
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■解答 誤。
設問中の「総合設計制度」は「特例容積率適用区域制度」の誤りです。

■特例容積率適用区域制度とは
未利用の容積率を、同じ区域内にある別の敷地の建築物に移転できる制度です。
東京駅周辺がこの制度の全国初の適用例です。
東京駅の未利用容積率の移転を受けたのが、新丸ビル、東京ビル、グラントウキョウ(ノースタワー&サウスタワー)などの東京駅周辺の超高層ビル群です。

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設問(平成23年出題)以外のポイントとしては、
免震レトロフィット工法が採用されている点を押えておきましょう。

■免震レトロフィット工法とは
レトロフィットとは、耐震改修のことです。
免震構造を採用した耐震改修工事を免震レトロフィット工法といいます。
免震構造により地震力が小さくなるため上部構造をそのまま使えます。
したがって、竣工時の姿・形を損なうことなく耐震改修ができることが大きなメリットです。

このため、下記のような、建築家の世界代表(?)と日本代表(?)の設計による、たいへん貴重な建築物の保存・再生に採用されているわけです。

―――――――――ポイント―――――――――
免震レトロフィット工法の採用例
国立西洋美術館本館(ル・コルビュジエ設計)
東京駅丸の内駅舎(辰野金吾設計)
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この2つをペアで覚えておきましょう。

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