井澤ですいざわ
今日も名作を堪能いたしましょう。

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から傘の家
(篠原一男)
■問題6-1
から傘の家(篠原一男、1961年)は、正方形の単一空間を住機能別に三分割した平面構成が特徴である。
(一級計画:平成8年No.
■問題6-2
から傘の家(篠原一男)は、方形屋根で覆った正方形の単一空間を用途によって分割した、造形性の高い全体構成をもつ。
(一級計画:平成11No.10
■問題6-3
から傘の家(篠原一男)は、襖を開くことでワンルームとなる正方形平面に方形屋根を架け、傘の骨のように組まれた木材を内部に現した住宅である。
(一級計画:令和4年No.13改)

■リンク
http://www.japan-architect.co.jp/Project_Root/JA00017293/pict/pict_c3/JA00017293_91068_web.jpg
http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/41970106.html

■解答
問題6-1 正。
問題6-2 正。
問題6-3 正。令和4年No.13の出題は、主語が「正面のない家-H(坂倉準三建築研究所)」になっている誤りの肢でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。

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軽井沢の家
(吉村順三)
■問題7
軽井沢の家(吉村順三、1962年)は、片流れの屋根と2階の居間を中心とした平面計画が特徴である。
(一級計画:平成8年No.

■リンク
https://mirutake.sakura.ne.jp/2014/61sanso2/sanso22.htm
■解答 正。

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塔の家
(東孝光)
■問題8
「塔の家」(東孝光、1966年)は、小面積で不整形な敷地条件に対し、住空間を機能別に積層して構成した都市住宅である。
(一級計画:平成18No.

■リンク
http://blog.goo.ne.jp/akatuki-design/e/b8028fc9f915204782d9192c3c35f8f7

■解答 正。

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夫婦屋根の家
(山下和正)
■問題9-1
夫婦屋根の家(山下和正、1968年)は、1階を生活部分、2階を仕事場に分けた明快な平面構成が特徴である。
(一級計画:平成8年No.
■問題9-2
「まつかわぼっくす」(宮脇檀、1971年)は、1階を生活部分、2階を仕事場に分ける明快な空間構成とし、2階のアトリエとピアノ室は、それぞれトップライトのある寄棟屋根としている。
(一級計画:平成18No. 

■リンク
http://sakuhin.info/japan/meotoyane_no_ie/

■解答
問題9-1 正。
問題9-2 誤。設問は、「夫婦屋根の家」(山下和正、1968)の特徴である。「まつかわぼっくす」(宮脇檀、1971年、東京都新宿区)は、ボックスシリーズの代表作の一つである。三方を建物、一方を壁によって中庭を囲まれたコートハウスである。鉄筋コンクリート造の内側に木構造を納めた形式は、混構造住宅の典型である。

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まつかわぼっくす
(宮脇檀まゆみ)
■問題10
「まつかわぼっくす」(宮脇檀、1971年)は、三方を建物、一方を壁によって中庭を囲まれたコートハウスであり、鉄筋コンクリート造の内側に木構造を納めた形式は、混構造住宅の典型である。
(オリジナル)

■リンク
https://jp.toto.com/tsushin/2015_summer/modernhouse1.htm
↑小さいですが、混構造が良く分かる写真などが7枚あります。

■解答 正。言うまでもなく、一つ前の問題9-2で出題された
「まつかわぼっくす」の誤りの枝を正しくしたオリジナル問題です。このように過去に誤りで出題されたものが正しい枝でたびたび出題されます。平成28年に出題された「コモンシティ星田」は平成18年に誤りの枝で出題されたものです。

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