TAC建築士講師室ブログ

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最小かぶり厚さ

井澤ですいざわ

■問題1
計画供用期間の級が「標準」の建築物において、プレキャスト部材の屋内側の鉄筋に対するコンクリートの最小かぶり厚さは、柱・梁・耐力壁については30㎜、床スラブ・屋根スラブについては20㎜とした。(一級施工:平成26No.12
■問題2
構造体の計画供用期間の級が「長期」の建築物において、耐久性上有効な仕上げを施す屋外側の鉄筋の設計かぶり厚さについては、耐久性上有効な仕上げを施さない場合の鉄筋の設計かぶり厚さから10㎜減じた。(一級施工:平成23No.8)

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■解答
 問題1、2ともに正。

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前回説明したとおり、
「設計かぶり厚さ」は、「最小かぶり厚さ」に「施工誤差」を加えたものとします。
ここで、「最小かぶり厚さ」は、場所打ち鉄筋コンクリートでもプレキャスト部材でも原則として同じです。違うのは「施工誤差」の部分です。
「最小かぶり厚さ」については次の値を覚えましょう。

―――――ポイント:最小かぶり厚さ―――――
kaburi

―――――――――覚え方――――――――――
1.表の中で、まずは「標準・長期」の「屋内」の赤丸部分を覚える。
2.「標準・長期」の「屋外」10
 ただし、「屋外」でモルタル塗り等の耐久性上有効な仕上げを施す場合は、10㎜減じることができる。すなわち、屋内と同じで良い。
3.「超長期」は「スラブ」も「柱・梁・耐力壁」と一緒。
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さて、今年の「井澤式 比較暗記法」はこれで最後です。
この年末年始で法令集の線引きは必ずやっておいてくださいね!

来年は必ず合格しましょう!
それでは、皆様、よいお年を!

井澤ですいざわ

■問題1
鉄筋工事において、屋内の柱の帯筋を加工するに当たり、必要な最小かぶり厚さ30㎜に施工誤差10㎜を割り増したものをかぶり厚さとした。(一級施工:平成21No.8)
■問題2
プレキャスト部材の接合用金物に対するコンクリートの設計かぶり厚さについては、特記がなかったので、必要な最小かぶり厚さに5㎜を加えた値とした。(一級施工:平成20No.20


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■解答
問題1、2ともに正。
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「設計かぶり厚さ」は、「最小かぶり厚さ」に「施工誤差」を加えたものとします。

―――――ポイント:設計かぶり厚さ―――――
■場所打ち鉄筋コンクリート
 設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+10以上
■プレキャスト部材
 設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+5㎜以上
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プレキャスト部材は、工場生産であり、一般の場所打ち鉄筋コンクリートよりも高い精度で施工できるため、施工誤差として5㎜を加えれば良いです。

※問題1の出題のように、「プレキャスト」と言っていない場合は、一般の「場所打ち鉄筋コンクリート」と考えます。

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