井澤ですいざわ

■問題1
パイプサポートを支柱として計画したので、その型枠支保工の上端に設計荷重の2.5%に相当する水平方向の荷重が作用するものとして、構造計算を行った。(一級施工:平成19No.10
■問題2
鋼管枠を用いる支保工の設計において、型枠支保工の上端に、設計荷重の2.5/100に相当する水平方向の荷重が作用しても安全な構造とした。(一級施工:平成10No.10

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■解答
 問題1 誤。パイプサポートの場合は、5%です。
 問題2 正。
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型枠支保工に作用する水平荷重の大きさをどのように設定するかという問題です。
水平荷重は鉛直荷重に対する比率で決められます。

――ポイント:型枠支保工の水平荷重の大きさ――

katawaku
katawaku2

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■パイプサポート
パイプサポートは、現場合わせのため施工誤差が大きいので、余裕を持って鉛直荷重の5%の水平荷重に耐えられるように設計します。

■鋼管枠(枠組支柱)
鋼管枠(枠組支柱)は、工場製作のため施工誤差が小さいので、鉛直荷重の2.5%の水平荷重耐えられるように設計すればよい。