井澤です
■問題1
鉄筋コンクリート造の建築物の柱の剛性評価において、腰壁と柱とが接する部分に完全スリットを設ける場合は、腰壁部分の影響を無視してもよい。(一級構造:平成25年No.26)
■問題2
鉄筋コンクリート造の腰壁と柱の間に完全スリットを設けた場合であっても、梁剛性の算定に当たっては、腰壁部分が梁剛性に与える影響を考慮する。(一級構造:平成20年No.21)
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■解答
問題1、2ともに正
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ズバリ、ポイントは次のとおりです。
―――ポイント:完全スリットと剛性評価―――
腰壁と柱の間に完全スリットを設けた場合
① 柱の剛性評価では腰壁部分の影響を無視してよい。
② 梁の剛性評価では腰壁部分の影響を考慮する。
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難しくないですよね?
柱と腰壁は縁が切れても、梁には腰壁がべったり付いていますからね。その分、梁が硬くなります。それを「剛性が高くなる」と言います。