二級建築士の試験のポイントをご紹介する「動画de2級建築士」、第6回目です。
今回は構造の科目の中で、構造設計、鉄筋コンクリート構造についてです。
<今週の前半>構造:構造設計(地震力)
二級建築士では、近年、地震力については毎年1問出題されています。
Ci=Z・Rt・Ai・Co
地震層せん断力Ciを決める4つのパラメーター(Z、Rt、Ai、Co)のうち、振動特性係数Rtについての解説です。
Pointは、
①Rtは、地盤と建築物の振動特性を考慮したCoを低減する係数で、1.0をMAXとした1.0以下の値です。
②グラフから、建築物の設計用一次固有周期Tが大きくなるほど、Rtの値は小さくなります。
→グラフの縦軸、横軸、形についてはざっくりと覚えてしまいましょう
③設計用一次固有周期Tが長い場合のRtは、
第3種地盤(軟弱)>第2種地盤(普通)>第1種地盤(硬質)
→覚えにくいので、解説のような語呂合わせを使って覚えてしまいましょう
振動は IKKOさんより 三男が 大きい
<今週の後半>構造:鉄筋コンクリート構造 (継手)
二級建築士では、鉄筋コンクリート構造の問題は、毎年2~3問出題されています。
鉄筋コンクリート構造において、鉄筋の継手は構造的な弱点となることから、様々な約束事があります。それが試験でもよく問われるんですね。
施工の科目においても、同様によく出題される重要ポイントです
Pointは、
①鉄筋の継手は、応力の小さい箇所に設けるとともに、継手を相互にずらして設ける。
②重ね継手において、径が異なる鉄筋同士をつなぐ場合、継手長さは、細い方の鉄筋径に所定の数値を掛けて算定します。
③D35以上の太い径の鉄筋は、ガス圧接等で接合し、重ね継手は用いない。
④鉄筋の径の差が、7㎜を超える場合には原則として手動ガス圧接は使用しない。
https://youtu.be/uPZ3tB8Afl8