井澤ですいざわ

■問題1

事業者は、鋼管(パイプサポートを除く。)を型枠支保工の支柱として用いる場合には、高さ1.5mごとに水平つなぎを2方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止した。(一級施工:平成14No.4)
問題2
パイプサポートを支柱に用いる型枠支保工において、高さが3.5mを超えるものについては、高さ3.5m以内ごとに水平つなぎを二方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止することとした。(一級施工:平成22No.9)
■問題3
組立て鋼柱を支柱として用いる場合、その高さが4mを超えるときは、高さ4m以内ごとに水平つなぎを二方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止する。(一級施工:平成16No.10


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■解答
 問題1 正。
 問題2 誤。パイプサポートを支柱とする場合、高さが3.5mを超えるものについては、高さ2mごとに水平つなぎを2方向に設ける。
 問題3 正。

ポイント【型枠支保工の支柱の水平つなぎ】―


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suihei_tunagi

水平つなぎ
は、支柱が座屈等により変形するのを防止するために設ける横材です。
表の中で、赤線を引いた部分をしっかり覚えてください。
図を見れば、組立て鋼柱は強いので4mごとで良いというイメージは持てると思います。

パイプサポートは、「高さ
3.5mを超えるとき、高さ2m以内ごと」と、やや複雑ですが、要するに、高さ3.5mまでの一般的な階高だったら水平つなぎは不要ということです。