熊本県立劇場(前川國男)
■問題99
熊本県立劇場(熊本市)は、来館者の動線を円滑にエントランス空間に導くために、演劇ホールとコンサートホールの間に光庭や吹抜けをもつモール状の空間を設けている。
(一級計画:平成19年No.13)
■リンク
http://www.kengeki.or.jp/promoter/gallery
↑サムネイルサイズですが。
http://www.kengeki.or.jp/promoter/hall_floormap
↑平面図
http://www.kengeki.or.jp/promoter/about_concerthall
↑ホール、ホワイエなど
■解答 正。
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ベルリン・フィルハーモニーホール(ハンス・シャロウン)
■問題100
ベルリン・フィルハーモニーホール(Hans Scharoun)は、丘陵地のような独創的な空間構成をとり、アリーナ型という新たなコンサートホールの舞台・客席形式を創出した。
(オリジナル)
■リンク
http://uratti.web.fc2.com/architecture/hansscharoun/berlinphil.html
余談ですが、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計したエルプフィルハーモニーは、
このベルリン・フィルハーモニーへのオマージュです。ホント、しびれます。
http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/tabirepo/1037713.html
↑エルプフィルハーモニー
■解答 正。
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シェークスピア劇場・グローブ座(ロンドン)
■問題100-1
1997年に復元されたロンドンのシェークスピア劇場(グローブ座)は、観客と舞台との一体感を得られやすいプロセニアム形式の劇場である。
(一級計画:令和元年No.14)
■リンク
https://www.londonnavi.com/special/5034480
https://www.travel.co.jp/guide/article/32289/
■解答 誤。シェークスピア劇場(グローブ座)は、観客と舞台との一体感を得られやすい「オープンステージ形式」の劇場である。
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TIME'S Ⅰ,Ⅱ(安藤忠雄)
■問題100-1-2
TIME'S Ⅰ,Ⅱ(京都府)は、周辺環境との調和を図った水辺空間を創出し、迷路性や回遊性を追求した商業施設であり、第Ⅱ期計画では頭部にドームが増築され、第Ⅰ期計画の水平性に対して、強い求心性と垂直性が付加されている。
(オリジナル問題)
■リンク
https://kyotopi.jp/articles/2AdTZ
■解答 正。令和3年No.14の出題は、記述内容が「近つ飛鳥博物館(大阪府)」になっている誤りの肢でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。
コンクリート打放しでなくとも、ストイックさは変わりませんね。
「建築設計資料集成 業務・商業編」(丸善)では次のように解説されています。
「作者に特有の禁欲的なファサードがテナントを選び、またテナントが建築を選ぶという、相互の関係が緊張感ある内部空間をつくり出している。」
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パリ改造計画(ジョルジュ・オースマン)
■問題100-2
オースマンのパリ改造計画では、大通りに面した建築物は一定の統一感をもたせることが要求され、ビルの高さや間隔等もコントロールの対象となった。
(一級計画:平成6年No.24)
■問題100-3
フランスの首都であるパリは、城壁を取り除いた跡に環状のブールヴァールを造り、それに放射状の幹線を追加して、交通の利便性の向上と都市景観の形成を図る計画案に基づいている。
(一級計画:平成25年No.9)
■リンク
https://amp.amebaownd.com/posts/3417344
http://www.seinan-gu.ac.jp/kokubun/report_2003/paris.html
■解答
問題100-2 正。
問題100-3 正。設問の「計画案」とは、オースマンのパリ改造計画のことです。
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パリのヴォワザン計画(ル・コルビュジエ)
■問題100-4
ル・コルビュジエの「パリのヴォワザン計画」においては、一部の歴史的建造物を保存しつつ、古い街区や建築物を大規模に取り壊し、幹線道路等を整備したうえで、超高層ビルに建て替える提案をした。
(一級計画:平成29年No.10)
■リンク
https://www.fondationlecorbusier.fr/oeuvre-architecture/projets-plan-voisin-paris-france-1925/
↑ル・コルビュジエ財団のホームページです。貴重な写真が7枚。拡大できます。
つながりにくかったら「fondationlecorbusier Plan Voisin」でググってください。
■解答 正。
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東京計画1960(丹下健三研究室)
■問題100-4-1
丹下健三研究室による「東京計画1960」では、これまでの求心・放射型の都市構造の閉鎖性に対して、東京湾に造成した人工地盤に向かって都市の中枢機能の拡大を可能とする都市構造が提案された。
(一級計画:令和4年No.2)
■問題100-4-2
丹下健三研究室による「東京計画1960」は、求心・放射型の都市構造の閉鎖性を否定し、都市軸の概念を導入することによって開放的な線形発展を可能にするという都市構造の提案である。
(一級計画:平成25年No.10)
■問題100-4-3
丹下健三の「東京計画1960」においては、人口の過剰集中による諸問題に対し、東京湾を全面的に埋め立て、放射状の都市構造をつくりだす提案をした。
(一級計画:平成29年No.10)
■リンク
https://www.tangeweb.com/works/works_no-22/
■解答
問題100-4-1 正。
問題100-4-2 正。
問題100-4-3 誤。「東京湾を全面的に埋め立て」→「東京湾に海上都市を建設し」。「放射状」→「線形」。背景に高度成長期の急激な人口増加があり、その解決策として従来の「求心・放射型の閉鎖性」に対して「線形の開放性」を提案しました。
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