TAC建築士講師室ブログ

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特定粉じん排出等作業実施届出書

井澤ですいざわ

■問題1
建築物の解体工事に先立つ調査において判明したPCBを含有する変圧器等については、PCBを含有する変圧器等を取り外したうえで、保管事業者である建築物の所有者に引き渡し、当該所有者の責任において処分する。
(一級施工:平成20No.3)

■問題2
特定粉じん排出等作業を伴う建築物の解体工事の施工に先立ち、「特定粉じん排出等作業実施届出書」を都道府県知事に届け出るのは、発注者である。
(一級施工:平成19No.4改)

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■解答
 問題1、2ともに正

―――――――――ポイント――――――――――
PCB(ポリ塩化ビフェニル)の処分
・特定粉じん(アスベスト)排出等作業実施届出書の提出
を行うのは、解体工事の施工者ではなく、所有者・発注者(所有者≒発注者)です。
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「特定粉じん」とはアスベスト(石綿)のことです。
「特定粉じん排出等作業実施届出書」については、No.216も参照してください。

井澤ですいざわ

届出と提出先の組合せの正誤問題です。

問題
 特定粉じん排出等作業実施届出書 ――――――― 労働基準監督署長


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■解答
 誤。「特定粉じん排出等作業実施届出書」は「都道府県知事」に提出します。


「特定粉じん」とはアスベストのことです。
「特定粉じん排出等作業実施届出書」のように、「周辺環境への配慮」のために行う届出のほとんどは、提出先が「都道府県知事」です。
アスベストが周辺環境へ飛散しないように事前に届出をするわけです。

さて、設問が正しいと思ってしまった方は、次のように考えませんでしたか?

「アスベストの排出作業により、労働災害(健康障害)のおそれがあるから、労働災害の防止ために「
労働基準監督署長」に提出するのでは?」と。

こう思うのも仕方ありません。
実は、このようなアスベストの排出作業による労働災害防止のための届出もあり、それはすでに前回学習した「建設工事計画届」なのです。
前回は、出題の中心である「高さが31mを超える建築物」についてだけ触れましたが、アスベストの排出作業を行う場合にも「建設工事計画届」を提出するのです。

したがって、次のことがポイントとなります。

―――――――――――ポイント――――――――――――
アスベストの除去作業を行う場合は、
■労働災害防止のために
 「建設工事計画届」を労働基準監督署長に提出する。
■周辺環境への配慮のために
 「特定粉じん排出等作業実施届出書」を都道府県知事に提出する。
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この2つの届出を行うのです。
これを知らないで、前者のイメージだけで考えると、「特定粉じん排出等作業実施届出書 → 労働基準監督署長」という誤りの枝に引っかかってしまうわけです。

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