TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

独学

せいた
こんにちはセイタです

二級建築士の試験のポイントをご紹介する「動画de2級建築士」、第4回目です。

今回から科目は構造となります

 

<今週の動画>構造:力学(反力計算)

二級建築士では、構造の科目25問中6問が力学です。

つまり、出題の約1/4が力学の分野となります

解き方さえマスターしてしまえばどんな形の骨組みでもほぼ同じ手法で解けるので、逆に得点源となるのがこの分野です。ニガテ意識から、最初から全て捨ててしまうことは絶対に避けましょう

 

今回は、力学の初歩、「反力の計算」です。この後学習する、「応力」、「応力度」の計算には必ず必要になってくる内容です。

Pointは、

反力を自分で仮定する→力のつり合い条件式(3式)を立て、計算する。
→どんな骨組みの形状の構造物であっても、この手順で解けます。

②骨組みの形状に惑わされない。
→トラスなど、複雑な形状のものは骨組みを1つの剛体(物体)の塊と思って、
同じ要領で計算すればOK


片持ち梁の反力計算
構造第1回20
https://youtu.be/XNG7VIb1QFo



静定トラスの反力
構造第2回20
https://youtu.be/4JUeaRTAz6k


来週は、「応力」~「許容応力度」まで、力学を一気に駆け抜けます






せいた
こんにちはセイタです

二級建築士の試験のポイントをご紹介する「動画de2級建築士」、第3回目です。

今回は計画の最終回となります

 

<今週の前半>計画:集合住宅

集合住宅に関する出題は、近年は毎年必ず1問出題されています

難しい分野ではないので必ず得点できるようにしましょう

Pointは、

①集合住宅の種類とその特徴について、しっかり区別して覚えること

②今回の動画には載せませんでしたが、

毎年受験生が間違えてくれる?「コーポラティブハウス」と「コレクティブハウス」も、
二級建築士でも頻出なので区別して覚えましょう。

一級の井澤先生のブログにいい覚え方があるので拝借(笑)↓

http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/41717195.html

 

計画第5回20
https://www.youtube.com/watch?v=zXCTYk43w4A&feature=youtu.be


 

<過去の本試験では>

①中廊下型は、一般に、住棟を東西軸に配置することが多い。

②片廊下型やツインコリドール型は、一般に、共用廊下の面積が大きくなりやすい。 

③階段室型や集中型は、一般に、階段又はエレベーターから各住戸への動線を短くできる。

 

①誤→東西軸ではなく、一般に、南北軸に配置することによって、午前中の日照を東向き住戸に、午後の日照を西向き住戸に、均等に日照を確保できる。

②正

③正

 

 

<今週の後半>計画:各論一般(面積・規模)

試験では、建築物の用途に応じた必要面積、規模を問う問題が毎年出題されます

Pointは、

①建築物の必要床面積「●㎡~●㎡/人」などの範囲は、最低値だけを覚えましょう

②ホテルのシングルベッドルームとツインベッドルームの必要床面積など、類似のものはペアで覚えましょう

 

計画第6回20
https://www.youtube.com/watch?v=dDe1G1JpwYw&feature=youtu.be


 

<過去の本試験では>

①シティホテルにおいて、ツインベッドルーム1室当たりの床面積を30㎡とした。

②特別養護老人ホームにおいて、定員4人の入居者専用居室の床面積を48㎡とした。

 

①正→ツインベッドルーム:2040㎡程度

②正→特別養護老人ホームの入居者専用居室の床面積は、10.65/人必要。

定員4人→48㎡とした場合、12/人確保できているので基準を満たしている。

 

 

以上で、計画はおしまいです

来週は、構造について学習をします。

多くの受験生がニガテとする「力学」から始めますよ






せいた
こんにちはセイタです

二級建築士の試験のポイントをご紹介する「動画de2級建築士」、第2回目です。
先週に続き、今週も科目は計画です

 

<今週の前半>計画:空気調和設備―空調方式

空気調和設備に関する出題は、近年は毎年2問出題されており、落せない大事な分野です

Pointは、

①最低限、試験に必ず出る空調方式3つ(定風量単一ダクト方式、変風量単一ダクト方式、ファンコイルユニット方式)を押さえること

②それぞれの空調方式の長所、短所を理解して覚えること

③その他の空調方式(省エネ空調方式など)は、どんなタイプの空調方式か?
概要だけ知っておけばOK


計画第3回20
https://youtu.be/X3XEdU5hrbE

<過去の本試験では>

①変風量単一ダクト方式は、一般に、定風量単一ダクト方式に比べて、室内の気流分布、空気清浄度を一様に維持することができる。

②ファンコイルユニットと定風量単一ダクトとを併用した方式は、定風量単一ダクト方式に比べて、必要とするダクトスペースが大きくなる。 

 

①誤→一般に、一様に維持することが難しい。

②誤→ダクトスペースを小さくすることができる。





<今週の後半>計画:給水設備

試験では、給水設備、給湯設備、排水設備、衛生設備(便器など)の融合問題として、
近年は毎年1問出題されています

Pointは、

逆サイホン作用、バキュームブレーカ、クロスコネクション、ウォーターハンマーなど、混乱しやすい用語を区別して覚えること

特に以下は混乱しないように

●給水の逆流防止バキュームブレーカを設置。

ウォーターハンマー防止エアチャンバーを設置。
計画第4回20
https://youtu.be/OjWf9Ev43SY

<過去の本試験では>

①飲料用受水槽のオーバーフロー管は、一般排水系統の配管に直接接続する。

②一般的な事務所ビルにおける設計用給水量を、在勤者1人1日当たり80 l とした。

③シングルレバー水栓や全自動洗濯機への配管において、ウォーターハンマーの発生を防止するためには、エアチャンバーの設置が有効である。

 

 

①誤→排水が槽内に逆流しないように、間接排水としなくてはならない。

②正

③正


来週は、住宅、商業建築、公共建築などなど計画各論について学習をします






せいた
こんにちはセイタです
TAC
では、先週から二級建築士の学科講座が開講し、学習がスタートしました

そこで
これから毎週、二級建築士学科試験でのポイントを動画と共にお届けしたいと思います。

少しでも皆さんの試験勉強にお役に立てたら幸いです


科目は、計画→構造→法規→施工の順となります。

では早速、計画から

<今週の前半>計画:室内環境―空気線図

空気線図の問題は、近年、2年に1回の割合で出題があります。

Point

①空気線図のグラフの各パラメーターを覚えること

②簡単なグラフを自分で描けるようにすること

③空気線図の読み方を覚えること
計画第1回20
https://youtu.be/hlpW34qPnLU

<今週の後半>計画:日照・日射・採光

日照・日射・採光の問題は、毎年1問出題があります。

まずは

日照:太陽の光効果。直射日光。

日射:太陽の熱効果。

採光:太陽の光を室内に取込むこと。

これらの違いを意識して勉強していくと、理解度が違います

Point

試験でよく出る用語、大気透過率、大気放射などを理解して覚えること

計画第2回20
https://youtu.be/wfh0u8ILxiE

<過去の本試験では>

①天空日射量は、一般に、大気透過率が高いほど大きい
誤→小さい

大気放射とは、日射のうち、大気により吸収、散乱される部分を除き、地表面に直接到達する日射のことである。
誤→直達日射量



来週は、空調設備や給排水衛生設備など、設備の学習をします





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