井澤ですいざわ

■問題1
ガス圧接継手において、圧接部の膨らみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とした。(一級施工:平成24No.8改)
■問題2
ガス圧接継手において、圧接部の膨らみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とした。(一級施工:平成24No.8改)
■問題3
ガス圧接継手において、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下とした。(一級施工:平成11No.9)
■問題4
ガス圧接継手において、ふくらみの頂部からの圧接面のずれは、鉄筋径の1/3以下とした。(一級施工:平成14No.9改)


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■解答
 問題1、2、3は正。
 問題4は誤。ふくらみの頂部からの圧接面のずれは、鉄筋径の1/4以下とする。1/3は1/4より大きいので不適当。

gas pressure welding 1
gas pressure welding 2

―――ポイント【ガス圧接部の形状】――
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①ふくらみの直径 → 鉄筋径の1.4以上
②ふくらみの長さ → 鉄筋径の1.1以上
中心軸の偏心量 → 鉄筋径の/以下
④ふくらみの頂部からの圧接面のずれ
         → 鉄筋径の/以下
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①、②は「ふくらみ」の規定です。
ふくらみは大きくします。
1.4倍」と「1.1倍」の数値は覚えてください。直径と長さのどっちが大きいかは、図を見れば一目瞭然かと思います。
直径が1.1倍ではほとんどふくらみがありません。

③と④は「ズレ」の規定です。
ズレは小さくします。
③は「軸ズレ」、④は「面ズレ」と言えます。
語呂合わせで覚えましょう!

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語呂合わせ――――――――
ガス圧接部のズレ (アバズレは)
ズレは径の分の以下 (こい
面ズレは径の分の以下 (メンズは(こないで)よい
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