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井澤です。
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密庵(みったん)(京都市)
■問題136
密庵(京都市)は、大徳寺の書院内にある茶室四畳半台目で、書院と草庵が融合した書院風の茶座敷であり、小堀遠州によって造立されたといわれている。
(一級計画:平成27年No.2改)
■リンク
http://event.kyoto-np.co.jp/feature/daitokuji-ryokoin.html/1553757238.6372.html?page=8
↑No.27問題133の妙喜庵待庵でも紹介した、国宝3茶室(妙喜庵待庵、如庵、密庵)です。密庵は完全非公開なので、写真もほとんどありません。
■解答 正。平成27年No.2の出題は、記述内容が次の「笑意軒」になっている誤りの枝でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。
なお、「四畳半台目」の「台目(だいめ)」とは、茶室で使う畳で、長辺が通常の畳のおよそ四分の三の大きさのものを言います。
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笑意軒(しょういけん)(京都市)
■問題137
笑意軒(京都市)は、17世紀に桂離宮の敷地南端に造立された、茅葺寄棟屋根や深い土庇等の農家風の外観をもつ格式にこだわらない自由な造形の茶室である。
(一級計画:平成27年No.2改)
■リンク
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
宮内庁のページです。
動画があります。9:56と長めですが、見ごたえ十分です。笑意軒は3:57からです。
■解答 正。平成27年No.2の出題は、主語が「密庵」になっている誤りの枝でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。
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姫路城(兵庫県)
■問題138
姫路城(兵庫県)は、小丘を巧みに利用して構築された平山城で、優美な外観が特徴である。
(一級計画:平成13年No.25)
■リンク
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/0000011858.html
↑姫路市の動画です。
■解答 正。なお、平地に建つ城を平城(ひらじろ)、小高い丘に建つ城を平山城(ひらやまじろ)、高い山頂に建つ城を山城(やまじろ)と言います。
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本願寺飛雲閣(京都府)
■問題138-1
本願寺飛雲閣(京都府)は、敷地内の池に面して建つ3層の楼閣建築であり、左右対称を避けるように3層を中央からずらして配置し、屋根や唐破風を複雑に配した、桃山時代に建てられた数寄屋造りの建築物である。
(一級計画:令和6年No.2改)
■問題138-2
西本願寺飛雲閣(京都府)は、外観、内部ともに住宅風に造られており、軽快で奇抜な意匠が施されている。
(一級計画:平成13年No.25)
■リンク
https://www.hongwanji.kyoto/see/hiunkaku.html
https://www.kobunka.com/post-map/2025_autumn-331/
http://tokyomachi.exblog.jp/6566102/
■解答
問題138-1、2ともに正。
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桂離宮(京都市)
■問題139-1
江戸時代における公家の社会においては、王朝文化を反映した別荘等が造営され、桂離宮はその代表例である。
(一級計画:平成16年No.25)
■問題139-2
桂離宮は、江戸時代に造営された数寄屋風建築の代表例である。
(一級計画:平成12年No.25)
■リンク
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
問題137笑意軒でご紹介した動画があるURLです。
■解答
問題139-1、2ともに正。桂離宮は、皇族の八条宮智仁親王の別荘です。
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臨春閣(りんしゅんかく)(現・神奈川県)
■問題139-2-2
臨春閣(大正期に移築、現・神奈川県)は、3棟からなり、現在の第三屋においては、1階に雅楽の楽器を用いた欄間、2階に縁を配した小部屋が設けられている、江戸時代に建てられた数寄屋風書院造りの建築物である。
(一級計画:令和6年No.2)
■リンク
https://www.sankeien.or.jp/learn/facilities/rinshunkaku/
■解答 正。
臨春閣(りんしゅんかく)は、横浜の三渓園に移築され、「東の桂離宮」とも呼ばれています。
三渓園にある聴秋閣(ちょうしゅうかく)も極渋です。左右非対称のデザインが飛雲閣を彷彿とさせます。「東の飛雲閣」とも呼べるのではないでしょうか。
https://www.sankeien.or.jp/learn/facilities/choushuukaku/
https://www.zoukei.net/honmoku3.html
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曲り家(東北地方)
■問題139-3
農家は、地方により架構や平面が異なり、東北地方の南部曲り家においては、馬を家の中で飼育できるようになっている。
(一級計画:平成16年No.25)
■問題139-4
岩手県下に多く見られた曲り屋造りとは、L字型の平面形状を有し、突出部は厩(うまや)で母屋(もや)の土間とつながる民家形式の一つである。
(一級計画:令和3年No.12)
■リンク
https://tezukurimura.com/about/nanbu_magariya/
■解答 問題139-3、4とも正。
曲り家とは、L字型平面の民家形式で、主として岩手県に分布し、土間前方に馬屋のために突出部を設けたものをいいます。
南部曲り家として岩手県遠野市の「千葉家」が有名です。
平成28年から修理中で、令和7年度に完成予定です。その修理工事の様子が下記URLで公開されています。
http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/48,37757,303,html
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箱木家住宅(兵庫県)
■問題139-5
箱木家住宅(兵庫県)は、屋根を棟束で支え、柱間が長く、内法高の低い、現存最古級の一つと推定されている民家である。
(一級計画:令和5年No.2)
■リンク
https://www7b.biglobe.ne.jp/~chinke/hakogike.html
■解答 正。
箱木千年家(はこぎ せんねんけ・せんねんや)とも言われています。
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今西家住宅(奈良県橿原市今井町)
■問題140
江戸時代における商家は、町家の一つであり、今西家(橿原市今井町)のように、表通りに面し、片側が土間で奥に座敷を設けたものがある。
(一級計画:平成16年No.25)
■リンク
https://www.imanishike.or.jp/今井町-今西家住宅/
↑平面図を見ると、片側が土間で奥に座敷を設けている様子が分かります。
■解答 正。