ほんだこんにちは、ホンダです。
 1級建築施工管理技士の二次検定の総評はTACのホームページに掲載してありますが、ここでは、経験記述について少しコメントを。

 本年の経験記述の問いを分析すると、次のとおりです。
大問1
あなたが実施した現場作業の軽減の事例を3つ上げて、以下の①、②、③、④、⑤を記述せよ。
①その工事名、②軽減のために実施した内容、③軽減が必要となった具体的な理由、④軽減によって低下が懸念された品質、⑤その品質を確保するための留意事項

 このように、本年の大問1は、問いに対して正面から全て解答しようとするとかなり難易度が高いことが分かります。

また、大問2は、建設現場での労働者の確保に関して、
①確保が困難な現場の直面した課題・問題点 ②この課題・問題点に効果があると考える取組や工夫

 要するに労働者不足の現場の問題点等を書き、そのための対策としての取組や工夫を書かなければなりません。これも難易度の高い出題です。

 ということで、本年の経験記述は、従来の出題に比べてかなり難易度が高いことが分かります。
次年度以降もこのレベルの出題になるとすると、相当の学習が必要になるでしょう。

 経験記述のテーマも、3つの繰り返しの時代は終わったと感じる本年でした。