井澤ですいざわ

■問題1
溶接部の表面割れは、割れの範囲を確認したうえで、その両端から20㎜程度除去し、船底型の形状に仕上げてから補修溶接した。(一級施工:平成23No.14
■問題2
溶接部の融合不良の補修について、内部欠陥の位置を確認した後、欠陥部分と欠陥の端部からさらに20㎜程度広げた部分を除去し、船底型の形状に仕上げてから再溶接した。(一級施工:平成26No.13

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■解答
問題1 誤。表面割れの除去寸法は50mm以上。
問題2 正。

―――――ポイント:溶接欠陥と補修―――――
表面割れ(クラック)
 →50mm以上余分に除去・船底型
内部欠陥(スラグ巻込み・溶込み不良・融合不良・ブローホール)
 →20mm程度余分に除去・船底型
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表面割れのほうが除去寸法が大きい理由は、表面割れのほうが深部に達しているおそれが大きいためです。