TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

設計製図

ほんだこんにちは、ホンダです。

一級学科試験が終わり、少し落ち着いてきたようです。
TACの合格推定点は91±1点と公表しましたが、
他のスクールも90点、91点と概ね一致しているようですね。
某スクールが、当初92点と公表したものを91点と修正してきたところをみると、まだ予断は許さないと言えるかもしれません。

ただ、当講師室としては、「学科の合格発表を待っていては、実質的に製図試験に間に合わない」という試験自体のそもそもの仕組みに疑問をもっています。

現状、TACを含めてスクールの多くが学科当日に解答速報を実施しているため、受験生はそれを頼りに製図に進むか否か検討できますが、これは試験自体の仕組みとは別の話です。また、合格基準点も推定に過ぎないため、ふたを開けてみたら結果が違っていた、ということも毎年のように生じています。

TAC建築士講座でも、一級設計製図講座の受講料は160,000円です。他のスクールではこの倍近い受講料のところもあり、 学科試験の結果によっては、受験生にいたずらに経済的負担を掛けることになってしまいます。

各スクールの返金制度等もありますが、どうも、受験生のことを考えていない仕組みだなと、疑問を感じずにはいられないのですが、皆様はどうお考えでしょうか。 

井澤ですいざわ

我ながらすごいタイトルだと思います。
今後のポイントを指摘するとは。

今年の二級建築士設計製図の本試験を分析していて、一級、二級を問わず、今後の出題ポイントでほぼ間違いなく言えるだろうという、とても大事なことに気が付きました。

今年の二級建築士設計製図の本試験を一言で総括すると、
「オーソドックスだけど100点のプランは難しい」です。

100
点のプランが難しい具体的な理由は、狭い敷地条件、狭い延べ面積の中で、祖母室と夫婦寝室を小さく計画するか、又は、夫婦寝室を北側に計画するか、どちらかを選択しなければプランがまとまらなかったという点です。

「オーソドックス」
100点のプランは難しい」
この2つは、実は一級で平成21年、二級で平成24年から始まった新試験制度の試験内容の見直しの方針である「シンプルな建築物とする」「設計の自由度を高める」をそのまま反映していることに、いまさらながら気が付きました。
「シンプルな建築物とする」=「サプライズはない」はよいとして、よく考えていただきたいのは「設計の自由度が増える」のほうです。

「設計の自由度が増える」
というのは、
「こうやっても100点、ああやっても100点」ということではなく、むしろ逆で、100点のプランはそもそも無理な条件設定で、「こうやってもここがダメ」「ああやってもあそこがダメ」という、一長一短のプランがいくつか出てくるという意味での「設計の自由度」なんだと。

したがって、試験対策として重要なのは、
サプライズ対策でいろんな条件の課題を数多くやることではなく、
1つの課題で複数のプランを作り、一長一短を分析し、判断できる力を養うことです。
そう、TACの設計製図コースの方針そのものです!(笑)

ある有名な建築家はスタッフに20の案を持ってこさせたそうです。
その建築家のもとからは日本を代表する優れた建築家が何人も生まれています。
それが建築家としての血となり肉となるのですね。

↑このページのトップヘ