TAC建築士講師室ブログ

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音の強さ


井澤ですいざわ


難しい問題の後はやさしい問題を。

■問題 (オリジナル)
  用語と単位の組合せとして、誤っているものはどれか。
  1.等価吸音面積(吸音力)・・・㎡
  2.音の強さ・・・W
  3.音圧・・・Pa


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1.等価吸音面積(吸音力)
  等価吸音面積(吸音力)とは、ある面の吸音率(単位は無次元)と面積(㎡)の積。
  したがって、単位は㎡です。メートルセービンと読みます。
2.音の強さ・・・W/㎡(単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー)
3.音圧・・・Pa(パスカル)
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■解答 2

井澤ですいざわ

■問題1 (一級24年No.8改)
同種で同じ音圧レベルの音源の数が、ほぼ同じ位置において2つになると、音源が1つの場合に比べて、音圧レベルの値は約3dB
増加する。

■問題2 (二級21年No.8)
音が球面状に一様に広がる点音源の場合、音源からの距離が2倍になると音圧レベルは、約6dB
低下する。

これらは音の強さと音圧レベルに関する定番問題ですので、必ず正解できなければいけません。
――――――ポイント――――――――
・音の強さが2倍になると、音圧レベルは約3dB増加する。
・音の強さが1/2倍になると、音圧レベルは約3dB減少する。
問題2は、次図のとおり、音の強さ(単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー)が1/4になります。

Level

音の強さが1/4(=1/×/2)になると、音圧レベルは-3dB-3dB=-6dBとなり、約6dB減少します。

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井澤ですいざわ

 

■問題

音圧レベルを一定にした状態において、周波数を変化させたとき、音の大きさ(ラウドネス)は変化する。(一級環境・設備:平成13No.6

――――――ポイント――――――
・音の強さ(単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー)・・・物理量
・音圧(音によって生じる大気圧からの圧力変化)・・・物理量
・音の大きさ(人の耳に感じる大きさ)・・・感覚量
音の大きさは周波数によって変化し、一般に、低音より高音のほうが大きく感じられます。つまり人の耳は低音には鈍感です。
――――――――――――――――
■解答

 

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