井澤ですいざわ

■問題1
地震力を算定する場合に用いる鉄骨構造の建築物の設計用一次固有周期(単位 秒)は、建築物の高さ(単位 m)に0.03を乗じて算出することができる。(一級構造:平成27No.24
■問題2
高さ30mの鉄骨造の建築物の場合、設計用一次固有周期は、0.9秒とすることができる。(一級構造:平成7年No.18
■問題3
建築物の設計用一次固有周期Tは、建築物の高さが等しければ、一般に、鉄筋コンクリート造より鉄骨造のほうが長い。(一級構造:平成20No.9)

――――――――――――――――――――――
■解答
 問題1 正。
 問題2 正。0.03×30m=0.9秒。
 問題3 正。

――――ポイント:設計用一次固有周期――――
設計用一次固有周期Tは、建築物の高さをh()とすると、
■RC造 T=0.02h(秒)
■S造  T=0.03h(秒)
――――――――――――――――――――――
このポイント自体はそれほど難しくないと思いますが、この式から
「設計用一次固有周期が長い」=「建築物の高さが高い」
というイメージをしっかり持ちましょう。