井澤です
■問題1
ブレース端のハンチ等の塑性変形能力が要求される部位において、特記がなかったので、常温曲げ加工による内側曲げ半径を、材料の板厚の8倍とした。(一級施工:平成27年No.13)
■問題2
管径が28㎜の合成樹脂製可とう電線管(PF管)を配管するに当たり、管の内側曲げ半径を管内径の6倍とし、曲げ角度を90度とした。(一級施工:平成27年No.20)
■問題3
柱の鋼板巻き立て補強において、鋼板を角形に巻くこととしたので、コーナー部の曲げ内法半径については、鋼板の板厚の2倍とした。(一級施工:平成27年No.22)
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■解答
問題1、2 正。
問題3 誤。柱の鋼板巻き立て補強の曲げ内法半径は、鋼板の板厚の3倍以上。
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ポイント:曲げ内法半径
部位 |
曲げ内法半径 |
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鉄骨工事 |
梁、ブレース端のハンチ等の塑性変形能力が要求される部位の曲げ内法半径 |
材料の板厚の8倍以上 |
設備工事 |
CD管・PF管の曲げ内法半径 |
管内径の6倍以上 |
耐震改修工事 |
柱の鋼板巻き立て補強の鋼板のコーナー部の曲げ内法半径 |
鋼板の板厚の3倍以上 |
以上で「施工」は一区切りです。
後半はだいぶ比較暗記法の真骨頂が出せたのではないか、と思っています。
次回からは「構造」です。