井澤です
またまたXYZ表色系に関する問題です。
■問題1
XYZ表色系における三つの刺激値のうちのYは、光源色の場合には、光束等の測光量に対応している。(一級環境・設備:平成18年No.7)
■問題2
放射エネルギーが同じ場合、人の目(明所視)には、赤色よりも緑色のほうが強く感じられる。(一級環境・設備:平成7年No.6)
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■解答
問題1、2ともに正。
問題1の「光束等の測光量」とは「明るさ」のことです。
問題2のとおり、人の目は緑(G)を強く感じるので、緑(G)の混合量であるYが「明るさ」に対応しています。
問題1と問題2は、ペアで覚えておいてください。
問題2は、実は№19でも扱った問題です。復習のためにそちらも見てくださいね。
XYZ表色系
ペアで覚える建築士 No.27(XYZ表色系)
井澤です
次は、№25と№26のポイントを合体させたような問題です。
■問題
XYZ表色系におけるxy色度図上においては、xの値が増大するほど緑が強くなり、yの値が増大するほど赤が強くなる傾向がある。
(一級環境・設備:平成20年No.7改)
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XYZ表色系は、一般に光の色を表記するのに用いられるんでしたね。
また、光の色の三原色は「赤(R)・緑(G)・青(B)」でしたね。
そこから連想できると思いますが、XYZの順番は、RGBの順番と対応しています。
すなわち、
X→Red(赤)の混合量
Y→Green(緑)の混合量
Z→Blue(青)の混合量
XYZ表色系は、このR、G、Bの3つの混合量で光の色を表記します。
XYZとRGBをペアで覚えておいてください。
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■解答
誤。
xの値が増大するほど赤が強くなり、yの値が増大するほど緑が強くなります。
ペアで覚える建築士 No.25(表色系)
井澤です
■問題1
マンセル表色系は、隣接する色彩が感覚的に等間隔になるように作られたものである。
(一級環境・設備:平成8年No.2改)
■問題2
xy色度図上においては、色度点間の距離が等しくても、人間の感覚的な色差は必ずしも等しくない。
(一級環境・設備:平成9年No.7)
マンセル表色系とXYZ表色系の特徴については、ペアで覚えておきましょう。
――――――――――ポイント―――――――――――
■マンセル表色系
・物体色を表記するのに用いる。
・隣接する色彩が感覚的に等間隔になるように作られている(感覚量)。
■XYZ表色系
・一般に光の色を表記するのに用いる。
・分光分布すなわち物理量に基づいて作られている。
なお、分光分布とは、光を波長ごとに分けたとき(分光)、どの波長のエネルギーが強いかの分布。
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■解答
問題1 正
問題2 正。XYZ表色系は物理量に基づいているため、2つの色を混ぜると、xy色度図上の2つの色の位置を示す2つの点を結んだ直線上に表示されます。