井澤ですいざわ


■問題
日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である。(一級環境・設備:平成25No.20改)

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環境に配慮した建築物について、次のようないろいろな用語がありますが、エネルギー消費量がゼロであれば、CO2排出量もゼロですから、エネルギーに注目するか、CO2排出量に注目するかの違いで、目指すところはすべて同じです。

・ZEB(ゼブ)
  エネルギー消費量がゼロのビル。
  エネルギー消費量を太陽光発電などの再生可能エネルギー生産量でまかなう。
・ZEH(ゼッチ)
  エネルギー消費量がゼロの住宅(House)。
・ゼロカーボン建築・カーボンニュートラル
  CO2排出量がゼロ。
  CO2排出権の取引、つまり、植林・森林保護等によるCO2吸収量を
  排出権として購入するカーボン・オフセット(相殺)を含む。
・カーボンマイナス建築
  CO2吸収量がCO2排出量を上回る。
・ゼロエミッション
  排出量ゼロ。
  広義ではあらゆる排出量がゼロ。狭義ではゴミ排出量ゼロをいうことが多い。


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■解答